HIDIZSは知る人ぞ知るメーカーという感じかもしれませんね。私がポータブルオーディオにハマってからはもう5年くらい経つかもしれません。その頃から国内でもオーディオ専門店ではDAPなどが販売されていました。公式サイトを見ればわかる通り、弾数は多くないもののこれまでイヤホンも含めて商品の幅はしっかりあり、それぞれがデザインと音質にこだわった良質な商品です。DAPでも音質にこだわりながらかなり小型のものを出しているなど、スペック的にとにかくハイエンド製品を投入しようというよりは、ユーザーの使い勝手をコンセプトにした商品展開が重視されているように思います。
今回のS3 PROは、スマホでもUSB電源で動作する、ESS ES9281C PROを搭載した超小型のUSB DACアダプタです。MQAにも対応しています。
冒頭にも書いた通り、スマホ用USB DACはどこの製品もサイズ的に見た目では違いがわかりにくいものの、値段・仕様・性能など非常にバリエーションに富んだ市場になってきています。本製品の特徴はどこにあるか探ってみたいと思います。
接続と操作に関しては何も迷うことなく、スマホの端子に繋ぐだけです。専用のアプリも不要ですんなり認識しました。本体には音量ボタンすらなく、スマホの本体ボリュームに連動します。
一聴した音質は、強調なく非常にバランスがいいチューニングになっています。というのも、実は公式サイトに行くとダウンロードできるファームウェアには3種類の音質(Bass,Balance,Treble)が用意されていて、自分で好みの音質に変更可能なのです。スマホという上流機器とほぼ一体となるDACについて、ユーザーが変更できない味付けがされていないのは好感触です。
前述のITM01はこれとはアプローチが違い、ボタン操作で音質やゲインが変えられるようになっています。これはこれでいいのですが、そのぶん本体のサイズ感が全く違います。
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